福島第一原子力発電所 被災直後の対応状況について

東京電力プレスリリース6月18日
"地震発生当初の福島第一原子力発電所における対応状況について"
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11061806-j.html
福島第一原子力発電所 被災直後の対応状況について(PDF 661KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110618l.pdf
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福島第一原子力発電所
被災直後の対応状況について
本資料は,現時点で得られている各種情報や関係者の証言を基に事実関係を取りまとめたものです。今後も事実関係の調査を継続していく中で,新たな事実が判明した場合には,改めてお知らせいたします。
○「3/11 14:46 東北地方太平洋沖地震発生。」から「15:27 津波第一波到達。」までの活動内容
【避難及び安否確認】
・ 事務本館では,避難場所である駐車場に避難するとともに,人員確認を行い,非常災害対策要員は免震重要棟へ入り,対応開始。なお,1週間程前に避難訓練を行ったばかりであり,各自が避難通路を把握している状況であった。
【通常のスクラム対応操作】
<1/2 号中央制御室>
・ 地震の揺れの収まるのを待って,運転員は通常のスクラム対応操作を開始。 当直長は,スクラムしたことを確認し,1号機と2号機のパネルの中間で指揮をとる。
各制御盤前にオペレータを配置,主任の指示に従い,状態監視と操作を実施。 主任は,プラント状態,操作状況を当直長へ報告。
・ 14:52,1号機の非常用復水器(以下,「IC」)について,自動起動したことを確認。
原子炉水位が通常水位であることから,高圧注水系(以下,「HPCI」)は原子炉水位が低下してきた際に起動することとし,ICでの原子炉圧力制御を行うこととした。
・ 15:03 頃,1号機の原子炉圧力の低下が速く,保安規定で定める原子炉冷却材温度降下率 55℃/h が遵守出来ないと判断し,ICの戻り配管隔離弁(MO-3A,3B)の閉操作実施。他の弁は開状態で,通常の待機状態とする。 その後,原子炉圧力を 6~7MPa 程度に制御するためには,ICは1系列で十分と判断,A 系にて制御することとし,戻り配管隔離弁(MO-3A)の開閉操作にて,原子炉圧力制御を開始する。
・ 2号機については,原子炉隔離時冷却系(以下,「RCIC」)を手動起動するも,原子炉水位高でトリップしたことを確認する。 (その後,再度,手動起動実施)
<3/4 号中央制御室>
・ 地震で中央制御室の中が埃で煙幕をはったように真っ白になる中,揺れが収まるのを待って,運転員は通常のスクラム対応操作を開始。当直長は,スクラムしたことの報告を受ける。外部電源喪失となり,非常用ディーゼル発電機(以下,「DG」)
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が起動し,非常用母線が充電されたことを確認する。

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